| Articles - Interview |
| INTERVIEW magazine November 2003 |
|
||||||
![]() |
ヘイデン・クリステンセン 彼はスター・ウォーズでダークネストと格闘した。そして今はシャッタード・グラス (ニュースの天才)でジャーナリズムのダークサイドと格闘している。
|
|
− 『シャッタード・グラス』について教えて下さい。 H: 僕はスティーブングラスを演じる。彼は90年代後半、ニューパブリックという雑誌社に勤めていて、成功したいため、自分のモラルを裏切った人だ。自分が書いた記事の半分以上がウソ、最後にはクビになった。 − あなたとトーヴはこの映画に深く関わったと聞きました。この話のどこにそんなに興味を持ったのですか? H: 僕はジャーナリズムに興味があり、昔から伝えられることをそのまま受け取るのではなく、それを分析するのが好きでこの話を観るとどれだけそれが必要なことかが分かる。この映画はまさにそういう話だね。信頼やモラル、他の人の言うことをどこまで信じられるか。 僕達は決して気を付けろ、こういうことはしょっちゅう起こっていると言っているわけではない。彼の場合は特別なんだと思う。彼がなんでこんなことをするまでになったのか、そこに興味があるんだ。 − これはジャーナリズムだけで起きることだと思いますか?たとえばスポーツでも同じことが起きていると思いますか? H: もちろんどの業界にでもあることだと思う。 − 『シャッタード・グラス』の撮影が終わって8ヵ月後、ジェイスン・ブレアというジャーナリストのスキャンダルがありましたが、彼とスティーブンには共通点はありますか? H: 2人とも注目を浴びたいような人だった。だからといってこういうことをやるのはジャーナリストして最低だ。 − 昔と比べてジャーナリストに対しての見方は変わりましたか? H: いいえ、今もジャーナリストは尊敬している。もともとこの話に興味をもったのもジャーナリズムに興味があるからだし。 - 私とあなたは2人とも20代、そしてスティーブンとジェイソンもこの事件を起こしたとき20代でした。今の若い人にとってモラルを守ることよりも成功することの方が優先になるのでしょうか? H: そうだね。昔の人は皆、自分の仕事に誇りを持っていたようだ。 − 今、ニュースを見ると、ネガティブな見方をしてしまいますか? H:前と比べて今の方がライターという職業の影響というものに気付いている。たとえば、ニュースを見ても、そこにはライターの考え方が影響しているし、これはしょうがないことだよね。 − この映画を観てジャーナリズムと演技をする人に共通点があるように感じました。人と会ってその人が感動するもの、その人のクセ、その人が怖がっているもの、そういうところを見つけ出してそれを形にするのがジャーナリズムだとスティーブンが映画の冒頭で言っていましたね。 H: 似てるね。どちらも人を観察するところが似てる。彼がなぜそういうウソを書いたのか、なんでそうなったのか、それは僕にも理解できる。 − ジャーナリズムは真実を求めるとき、いろいろ探って事実を知りますが俳優の場合キャラクターを演じるとき、その人の本当の姿をどう見つけ出しますか? H: パズルみたいなもので自分で探っていくしかない。スティーブンの場合、彼にもこの映画に参加してほしかった。確かにジャーナリストと俳優という職業は似ているね。 − グラスは今、弁護士になったみたいですが、どう思いますか?ある雑誌からライターの仕事も依頼されているみたいですけどこのことをどう思いますか? H: びっくりだ。同じような仕事を依頼する人の気持ちは分からない。 − この映画を作って彼をもっとカリスマ的な人として描くのは心配ではありませんでしたか? H: それは恐かったな。だけど同時に悪者にするのも心配だった。 − セレブがメディアでいろいろ書かれることでお聞きしたいのですがあなたは『スター・ウォーズ』にキャスティングされたとき19歳で無名でした。急に書かれるようになってどうでしたか?H: いろいろ書かれるけど、僕が言ったことを大げさに書くことが多いね。まったくのウソはない。 − だけどあなたとナタリーポートマンは『スター・ウォーズ』の撮影のとき付き合っていたという噂がありましたよ。あなたとナタリーは否定のコメントをしましたが、噂は消えませんでした。 H: あまり気にしてない。僕が誰と付き合おうが報告するのは僕の仕事じゃないから。 − 自分が俳優になりたいと思った以前に、他にも何か夢はありましたか? H: 僕は幼い頃からアイスホッケー、テニスをやってた。そして俳優の勉強をしていたとき、ライターにも興味を持った。子供の頃、建築にも興味があって、7・8歳のとき自分が造りたい家のデザインを描いたりしていた。大学に入る手続きをした1ヶ月前まではその道を進むと思ってた。 − いつから俳優業を始めたのですか? H: 8歳位のときだった。お姉さんのエージェントにCMやりたいか?と聞かれて、その年から毎年1つか2つやってた。それで学校を休むこともあってそれが嬉しかったね。だけどそれがテレビに映るときは恥ずかしかったりして、その頃はまだ演じることに真剣じゃなかった。 − あなたがスター・ウォーズに選ばれたとき、ハリウッドの若い俳優すべてに羨ましがられたと思います。このことをどう思いますか? H: とてもエキサイティングなことだった。特別なスター・ウォーズのファンでもなく映画にもあまり詳しくなかったので、選ばれてから映画を最初から最後まで何回も観た。その当時はノースアメリカ(アメリカ・カナダ)を出たことがなかったので、オーストラリア、ヨーロッパに行ったときはワクワクだった。 − 次の『スター・ウォーズ3/シスの復讐』について教えてもらえますか?より暗い映画になりますか? H: もっともっと暗い。今までスター・ウォーズを観てくれた人がついて来てくれるように作られた。 − あなたのキャラクター、アナキンはダースベイダーになります。ダースベイダーといえば、もっとも悪い人ですね。あなたもよく暗い人を演じますがどうですか? H: 確かにそうだね。でも今まで僕が演じた役はエキサイティングでチャレンジできるものだった。俳優として成長できるものを選んだんだ。 − 今、あなたは23歳、3年間すごい道のりでした。次は何を考えていますか? H: 僕は自然体で無理にこうしよう、ああしようとは考えてないんだ。5年後違う道を進んでいるかもしれない。僕は写真の勉強や文学の勉強をしても満足できると思う。だけど、今の仕事もすごく好きでこれを長いこと続けることも十分考えれられる。 |
|||||
|
||||||